【試合結果】TRM vs FCグラシア相模原(神奈川県1部)

△illmassive 5[0-3/5-2]5 FCグラシア相模原(神奈川県1部)
※45分×2

お盆休みも明け、本格的な夏の再始動となった、8月の最終週。若い世代を中心に鍛えられたFCグラシア相模原さんは神奈川県1部で最下位に沈んでいるものの、神奈川県1部といえば、関東でも屈指のレベル。リーグ戦での僅差での敗戦、もしくは引き分けに終わっている結果を見ると順位が実力を示していないことは明白で、事実、illmassiveは、FCグラシア相模原さんのテクニック、スピード、連携・連動はかなり、苦しめられました。

前半の序盤は拮抗した試合展開だったものの、切り替えの遅さから場面場面でマークをおろそかにしたり、決定機を逃したりしていると(直近の課題……)、徐々に流れはFCグラシア相模原さんへ。33分から45分の間で立て続けに3失点し、失意のハーフタイムを迎えます。

ハーフタイムでは、守備の戦略・戦術を根本的に変更すること、攻撃のてこ入れをすること、主にこの2点が話し合われ、メンバーを大幅に変えて後半へ。しかし、前半の悪い流れを断ち切れず、再び短時間で2失点を喫し、0-5というここ数年でも経験したことがない点差に……。

が、この5失点で目が覚めたのか、ここからなぜか、illmassiveが覚醒モードに! ベンチを含め、誰一人として勝負を諦めていなかった気持ちの土台があったからなのか、後半から入ったメンバーの意地を見せたからなのか、圧巻のゴールショーが始まりました。

レイのピンポイントクロスをヒロキが頭で合わせ、1-5。左サイドを突破した“職人”サトシがOGを誘発し、2-5。ヒロキがゴールエリアで見事なドリブルから実質3人抜きを見せ、3-5! 2点差になってから同点に向けたボルテージが急激に上がり始めると、右サイドを突破したオグがとんでもないスーパーゴールを決めて、4-5っ! そして、ついに、そのときが。左サイドを突破したワクが一度あげたセンタリングを再回収し、中央を駆け上がってきたヒロキへ。これをヒロキが冷静にゴール右下に突き刺し、同点! 歓喜に沸く、ベンチ! ナジとヒロキが抱き合っていたシーンは、この試合のハイライトでした。

結局、このままゲームセット(余り時間で実施した体験参加メンバーを加えたExtraは0-1)。0-5を5-5のタイスコアに戻す過去に例がない火力を見せたillmassiveですが、5失点はやはり、反省すべき点。とはいえ、5点差を追いついた事実は驚異的でもあり、何とも評価しがたい一戦になりました……。

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